「マタニティマークっていつから付けるの?」
「マークは付けたほうがいい?不快に思われるかな…」
本記事では、こんなお悩みに経験談から考察してみます。
いまや認知度もあがり、賛否両論の意見もみかけるマタニティマーク。
私自身、妊娠中はマタニティマークを付けるか結構悩みました。
マタニティマークをつけるか否か、些細なことかもしれませんが悩む方もいるかと思います。
そんな方へ向けて、私の個人的な経験談にはなりますがまとめてみます。
マタニティマークに関するさまざまな現状
2006年に制定され、ここ数年で認知度も上がってきているマタニティマーク。
そもそもどのような目的で作られたのかは厚生労働省のHPに詳しく書いてあります。
マタニティマークとは?
・妊産婦が交通機関等を利用する際に身につけ、周囲が妊産婦への配慮を示しやすくするもの。
・さらに、交通機関、職場、飲食店、その他の公共機関等が、その取組や呼びかけ文を付してポスターなどとして掲示し、妊産婦にやさしい環境づくりを推進するもの。
厚生労働省 マタニティマークについて より引用
しかし、マタニティマークに関しては様々な意見もあります。
「妊婦なら家にいろと思う」(女性/36歳)
「マタニティマークは危険」は本当?マタニティマークに関する意識調査 より引用
「配慮を強要されているような気になってしまう」(女性/50歳)
また、不快な思いや身の危険を感じたというエピソードも。
「歩くのが遅くて舌打ちされた」(女性/32歳)
「マタニティマークは危険」は本当?マタニティマークに関する意識調査 より引用
「妊娠がなんだ。席を代われって事?と突然言われた」(女性/34歳)
引用元の意識調査によれば、7割くらいの妊産婦は「周囲のやさしさやサポートを感じた」と回答していますが、上記のような意見やエピソードがあるのも確かなようです。
センセーショナルな意見やエピソードを聞くと、マタニティマークをつけて良いのか躊躇してしまいますよね…
私がマタニティマークを付け始めた理由
私自身、前述したようなマタニティマークに対する意見は妊娠前から耳にしていたので、最初は付けるかどうか迷いました。
(↓妊娠初期の状況はざっくりとこんな感じでした。)
電車通勤(乗車時間15分、座れることは少ない)
妊娠6週〜15週でつわりあり
はじめはマタニティマークを付けずに通勤していましたが、徐々につわりが始まったある日のこと。
通勤中の車内で、初めて具合が悪くなり途中の駅で降りました。
おそらく貧血のような症状だったと思いますが、動悸・軽いめまいで「あ、やばいかも…」と思ったのでした。
この出来事を機に、
「何かあったときに妊婦だとわかってもらえたほうが安心だな」
と思い、母子手帳を貰ってからマタニティマークを付け始めました。
とはいえ、座らなくても耐えられるくらいの体調だったので、基本的にはバッグの中にしまっていました。
ちなみに、つわり等の体調不良により通勤の緩和を必要とする場合、「母性健康管理指導事項連絡カード」を利用する方法もあります。
- 母性健康管理指導事項連絡カード(母健連絡カード)とは
-
「母健連絡カード」は、医師等の女性労働者への指示事項を適切に事業主に伝達するためのツールです。
女性にやさしい職場づくりナビ より引用
私自身は幸い通勤時間も短めで電車もなんとかクリアできたので利用しませんでしたが、もう少し体調が悪化したら検討しようと考えていました。
(ただ、妊娠初期は上司以外の人は知らないパターンが多いので、利用したくてもそことの兼ね合いが難しいよな、とは感じました…)
マタニティマークはいつからつける?
前述したように、私は電車内で具合が悪くなった出来事をきっかけに、母子手帳を貰ったあとからマタニティマークを付け始めました。
ちなみに、商標登録をしマークの推進をしている厚生労働省のHPでは、以下のような一文があります。
妊娠初期は、赤ちゃんの成長はもちろん、お母さんの健康を維持するためにもとても大切な時期です。しかし、外見からは見分けがつかないため、「電車で席に座れない」、「たばこの煙が気になる」など妊婦さんにはさまざまな苦労があります。
厚生労働省HP マタニティマークについて より引用
マタニティマークを付け始める時期は人それぞれですが、
- (一般的に)つわりなどで体調が優れない妊婦が多い時期=妊娠初期
- 妊娠初期のうちはお腹が目立たないため、周囲から妊婦と分かりづらい
という点から、必要だと思う方は妊娠初期のうちから付け始めて問題ないと思います。
マタニティマークはどこで貰える?
マタニティマークは母子手帳交付時や公共交通機関の駅などで貰うことができます。
「マタニティマーク 〇〇市」などで検索するとわかると思います♪
また、「可愛いデザインがほしい」「早めに手元にほしい」という方には、雑誌の付録もオススメです。
特に「初めてのたまごクラブ」では、マタニティマークが必ず付録されています。
内容も妊娠初期に知りたいことが網羅されているので、とてもオススメですよ◎
マタニティマークに対して私が思うこと
本来、マタニティマークは「付けていたら席を譲ってもらえる」「周りから優しくしてもらえる」という確約を得られるマークではありません。
マークを見た周囲の人がどう動いてくれるかはその時次第だし、なかには不快に思う方もいるかもしれません。
実際に私は自分が妊娠するまで全然気にしていませんでした…汗
でも、妊娠を経験して感じたのは「自分とお腹の子を守るのは自分」ということです。
マタニティマークについての意見のなかには、
- そもそも満員電車に乗らなきゃいいのに
- 危険な場所に妊婦本人が出かけなければいいのに
なんていう意見もあります。
でも、妊娠したからといって簡単に働くことをやめたり、家でじっと過ごしたりするなんて非現実的ですよね。
耐えられるくらいの体調であれば妊娠がわかっても働きたいし、自分らしく生きるために必要な活動は続けたいものです。
そのためにも、「なにかあったときのために」マタニティマークを利用するのは大切なことかな、と個人的には思いました。
取り纏めのない内容でしたが、私自身の経験談からマタニティマークについて考えてみました。
マタニティマークについて悩んでいる方に、少しでも参考になれば幸いです。
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